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グラウンドカバープランツ緑化部会

日本芝草学会2018年度春季大会 グラウンドカバープランツ緑化部会 第20回研究集会部会要旨
2020~2030年に向けた都市緑化の展開
Development of urban greenery for 2020~2030

グラウンドカバープランツ緑化部会幹事会
The committee on the sectional meeting of  " Ground Cover Plants "

1. 研究集会の開催にあたって
日本芝草学会グラウンドカバープランツ緑化部会は、本学会の4つ目の部会として2007年度から発足しました。
本学会においても設立当初から「地被植物(グラウンドカバープランツ)」が「芝草」とともに対象分野として重要視されていたものの、これまで研究発表や情報交換などの活発な展開がありませんでした。
一方、隣接の学会においてもグラウンドカバープランツを一つのカテゴリーとして活動を進めている例は殆どありません。
昨今の活発な都市再生事業に伴って創出された緑地や特殊緑化空間の大部分の緑化を担っているのがグラウンドカバープランツであるといっても過言ではありません。
沿道、のり面、畦畔、あるいは観光地の緑化など、至るところでグラウンドカバープランツが活躍しています。
さらに緑化目的が修景やレクリェーション空間の創出のみならず暑熱環境の緩和や水質・土壌浄化など環境改善装置としての機能が求められるなど、その緑化への期待は益々高まっているといえます。
こうした背景を受け、先学の知見を継承しつつも、現在そして将来の環境整備のニーズに対応していけるようグラウンドカバープランツをとりまく利活用とその効果、そのための生産、施工や維持管理に関わる議論を重ねていくプラットホームとして、本学会グラウンドカバープランツ緑化部会を大いにご活用頂き、またご支援ご協力をお願いしたいと存じます。

なお本部会では、これまでに以下の研究集会を開催してきました。

(第1回)「拡大するグラウンドカバープランツの緑化用途」
(第2回)「薄層基盤緑化をめぐる課題と展望」
(第3回)「屋上緑化とホスピタリティ」
(第4回)「グラウンドカバープランツ生産の工夫と今後の課題/長尺植物」
(第5回)「グラウンドカバープランツ生産の工夫と今後の課題(その2)/修景バラによる新たな環境緑化の展開」
(第6回)「グラウンドカバープランツ生産の工夫と今後の課題(その3)/宿根草を使いこなす」
(第7回)「グラウンドカバープランツ生産の工夫と今後の課題(その4)」/グラウンドカバープランツの生産量推移から見た環境緑化の現状と課題」
(第8回)「セダムを効果的に活用するために」
(第9回)「グラウンドカバープランツ生産の工夫と今後の課題(その5)」/「九州の緑化樹木生産の現況と今後の課題」
(第10回)「ゴルフ場の魅力アップとグラウンドカバープランツの活用」
(第11回)「園芸活動実践におけるグラウンドカバープランツの活用とその効果」
(第12回)「官民共同で取組む福島県松川浦周辺の海岸防災林再生」(第13回)「心の復興/メンタルヘルスと緑素材・緑地利用について考える」
(第14回)「都市の魅力アップと香りの植栽デザイン」
(第15回)「沖縄県のグラウンドカバープランツ植栽の課題と展望について」
(第16回)「実践! 挑戦! 薄層緑化」
(第17回)「最新のグラウンドカバープランツの管理・育種技術」
(第18回)「都市緑化よこはまフェア・18区連携事業都筑区プロジェクトにみる官民学連携」
(第19回)「関西周辺の最新の都市緑化事情とグラウンドカバープランツ」

今回、第20回研究集会は、「2020~2030年に向けた都市緑化の展開」というテーマで研究集会を開催いたします。

2.第20回研究集会の実施内容
「2020~2030年に向けた都市緑化の展開」と題して、再開発等に見る最新の街区・建築緑化の動向、オリンピック関係、その後の都市緑化の新たな技術的展開、また様々な法改正とのマッチングなどについて議論します。

3.演者と講演題目
1)今井一隆 氏(都市緑化機構)
テーマ:都市緑化の課題と展開
グリーンインフラというキーワードがにわかに注目される中で、防災減災、環境改善、人の健康に加えて地域の魅力アップに資する緑地空間の創生とその体系化が今なお課題である。
未来のあるべき都市緑化とその技術論、計画論について概観しつつ、我々の職能の重要性について議論したい。

2)吉田慎(未来緑化社長) 
テーマ:東京オリンピックを契機とした発泡セラミック基盤による暑熱環境緩和対策とその展望
近年、都市部における夏季の暑熱環境は悪化し、健康被害も深刻化している。特に2020年東京オリンピックは酷暑が予想される時期の開催であり、また海外からの多数の来訪者も予想されており暑熱環境を如何に緩和するかが喫緊の課題である。
とりわけ競技場外で行われるマラソンは、競技範囲が広大であることや一般街路であるため植栽や構造物の設置による暑熱対策が困難な場合が多い。
都電荒川線「さくらトラム」の軌道緑化実証実験にも実績のある発泡セラミックを活用することによる、暑熱対策や都市緑化の展望について事例を踏まえながらお話させて頂きます。

4.開催要領
日 時:2018年6月9日(土)10:00~11:30
場 所:東京農業大学世田谷キャンパス18号館1階 1811教室
連絡先:
日本芝草学会グラウンドカバープランツ緑化部会
部会長 飯島健太郎(東京都市大学・総合研究所)
電話045-910-2944