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公園緑地部会

ゴルフ場部会、校庭芝生部会に続く新しい部会として2006年度に公園緑地部会が発足しました。

部会長
        飯塚 克身(公園緑地管理財団)
副部会長
        高橋 新平(東京農業大学)
幹事(2006)
        今野 恵雄(大洋アグレスト)
        藤崎健一郎(日本大学)
        小林 雅彦(公園緑地管理財団)
        川田 衣恵(公園緑地管理財団)
        水庭千鶴子(東京農業大学)
        萩原 信弘(東京農業大学)

2017日本芝草学会春季大会公園緑地部会要旨
「シバのゲノム研究からわかること、できること」
公園緑地部会幹事会
芝草研究は、芝草の分類や分布の整理、生育特性や生理生態に関する事柄、これらに関連して病害虫や農薬、施肥等に関する事柄、また多くの利用実態に関する事柄について、多くの成果を挙げています。今季の公園緑地部会では、今後の研究発展に大きな転機となっているゲノム研究について、初めて聞く聴者へもわかりやすく話題提供をいただくこととしました。シバのゲノム研究の将来的な動向を探り、今後の課題に対しての展開等について話題提供を戴きます。

シバのゲノム研究からわかること、できること
(公財)かずさDNA研究所  所長  田畑哲之
ゲノムは生命の設計図とも言われており、この中に個々の生物が必要とするすべての情報が書き込まれています。ヒトを含めた多くの生物では父親と母親に由来する2組のゲノムを持ちますが(二倍体)、シバは1組当たり10本の染色体からなるゲノムを4セット(四倍体、40本)持っています。シバが持つ全ての遺伝子の構造と働きが明らかになれば、シバをより深く理解することができるだけではなく、生産者と消費者のニーズに合った市場価値の高いシバの育種に大きく貢献することが期待されています。

かずさDNA研究所は、宮崎大学、東北大学、トヨタ自動車(株)、富士化学(株)と共同で、日本シバ3種(シバ;Zoysia japonica、コウシュンシバ;Zoysia matrella、コウライシバ;Zoysia pacifica)の全ゲノムを解読することに成功しました。その結果、以下のようなことが明らかになりました。

1. 長崎県対馬市ナギリ崎由来のシバ(Zoysia japonica)の全ゲノム概要塩基配列を決定したところ、ゲノムの全長は約3.34億塩基対(ヒトゲノムは約3億塩基対)で、その中に約6万個の遺伝子(タンパク質の設計図)が見つかりました。
2. 2つの別種(コウシュンシバとコウライシバ)を含む5つの系統についても全ゲノムの解読を行ったところ、これらの種の間に825万ヶ所の変異(=DNAの違い)が見つかりました。これらの変異はシバの種や品種の特性の違いを生み出す原因である可能性があることから、シバの分子育種を展開していく上で重要な情報です。
3. コウシュンシバは、シバとコウライシバの自然交雑種である可能性が示されました。
今回の成果を活用することにより、将来様々な環境(高温、低温、高塩濃度など)で生育できる特性、病害虫(フザリウム病など)に強い特性、低温環境でも常緑を保つ特性などに関与する遺伝子の発見や機能の研究が促進されます。また、ゲノム上の番地と言われるDNAマーカーの開発が容易になったことから、これを最新の遺伝解析法と組み合わせることによって、従来の交雑育種が大きく加速することが期待されます。

日 時:2017年5月21日(日)9:00~10:30
場 所:東京都市大学横浜キャンパス 3号館1階31B講義室

部会についての問い合わせおよび連絡先
日本芝草学会公園緑地部会
部会長 水庭 千鶴子(東京農業大学)
mizuniwa@nodai.ac.jp

2015日本芝草学会秋季大会 公園緑地部会要旨
2015/11/21(土) 9:30-10:50
沖縄県市町村自治会館

公園緑地部会では、2015年秋季(沖縄)大会において、以下の2つのテーマで話題提供を戴き、沖縄県内における芝生および関連する問題に関して議論が行える場にしたいと考えております。

話題提供
1:「沖縄県内の競技場管理と芝人(しばんちゅ)養成事業の始まりについて」
  山城 篤 氏 (元・沖縄県文化観光スポーツ部スポーツ振興課 現・沖縄県教育庁 県立学校教育課産業教育班 )
沖縄県では、スポーツ-リズム振興としてプロ野球キャンプ、Jリーグキャンプの誘致、芝人(しばんちゅ)育成事業(芝生管理者育成)などを県が主体で取り組んでいます。
特にこの芝人育成事業はスポーツターフの管理者を育てようという内容で、2年間働きながら技術を身につけて将来は沖縄の競技場等の管理者として、将来を担う人材を育成しようというものです。
沖縄県内では、サッカーキャンプ誘致実績が、2012年に9件だったものが、13年に14件、14年に17件と増加傾向にあります。
しかし、プロサッカーとして利用できる競技場のクオリティーについてはまだ多くの問題を抱えています。
これらの事から、県では独自の人材育成を試み、併せて活性につながる取組を図っています。
今回は、県の取り組みについて、その企画に携わった担当の方から話題提供を戴くとともに、今後の発展的な課題について議論が行えるような場とし、また、午後に行われる連続講演会の前段階として、今後の活動についての話につなげていきたいと考えています。

2:「沖縄の赤土等流出問題とグリーンベルト植栽活動報告」 
西原 隆 氏  (NPO法人 沖縄グリーンネットワーク 代表)
沖縄県の独特の赤土は、開発とともに降雨などで海に流れてしまい、それが原因でサンゴ礁のサンゴが死滅し、これらが生態系の破壊につながっています。
『NPO法人おきなわグリーンネットワーク』では、沖縄の海の環境保全等と密接な関係にある陸・川から見直し、海が汚れる原因の一つである赤土等流出の軽減対策としてグリーンベルトの植栽をおこない、持続的な沖縄の海の保全・再生と営農対策の強化を図ることを目的に活動しています。
更に、“グリーンベルト”で植栽する植物は授産施設から購入することにより障害者の就労支援に、子供たちが活動に参加してもらうことにより地域の環境教育、グリーンベルト植栽活動を通した漁業と農業の交流等『グリーンベルトの“繋がり”が地域の人と人との“繋がり”へ』発展し、地域の継続的な環境保全活動と併せて地域活性化の向上も目指していきたいと思っております。
今回はこれらの活動について報告を行い、より良い環境づくりのために芝生をはじめとするイネ科植物についての知見を深めていきたいと考えております。

2015春季大会(日本大学)公園緑地部会
2015/6/20(日)12:30-14:30 
「公園緑地における芝草研究、ここ20年を概観」
日本大学生物資源学部(藤沢キャンパス)
121講義室(1号館2階)


2014秋季大会(仙台大学)公園緑地部会
2014/10/4(土)10:30~12:00
 「阪神淡路大震災復興における公園緑地の役割と運営について」
  橘 俊光 ((公財)兵庫県園芸・公園協会理事 / 国営明石海浜公園管理センター長 )
阪神淡路大震災の復興において、空地や緑地や都市公園などの空間が復興に大きな役割を果たした事例や調査研究が数多く公開されています。
演者である橘氏は、兵庫県の公園緑地や都市緑化施策のお仕事を通して、その役割や機能について研究されています。
今回の公園緑地部会においては、特に防災や緑地や芝生地というキーワードを重視し、震災復興に関わられた実際の事例、復興に関する行政の在り方、運営やシステムなどについて話題を頂き、東日本大震災復興に展開や反映が可能な運営やシステムなどについてご提言を頂ける機会と考えています。
ご出席頂きました皆様とご議論できる時間を共有したいと考えています。
なお、当日は兵庫県の取り組み(パンフレット)やご提供いただける話題内容の資料を配布させて頂く予定です。
多数のご参加を期待しています。


2014春季大会(福島大学)公園緑地部会
(3部会合同テーマ「震災復興 - 夢のある街、公園、校庭造りへの提言」
2014/5/31(土)
「指定管理者制度下における芝生地管理のありようを問う」
飯塚克身(公園緑地部会部会長)


2013秋季大会(宮崎)公園緑地部会
「都市公園・緑地における芝生管理とフローランテ宮崎の高品質な芝生・植物管理について」
「KITEN(きてん)」8階 コンベンションホール(大会議室)
2013/11/8(土)14:50~16:10

「公園緑地や道路緑地における芝生管理目標と管理水準設定の経緯と実態」
高橋 新平 (東京農業大学 地域環境科学部)

「フローランテ宮崎の芝生について~高品質の芝生管理がなぜできているか~」
横山 浩二 (フローランテ宮崎・宮崎市フェニックス自然動物園管理(株)


2013春季大会(明治大学)公園緑地部会
「都市緑地・公園緑地内におけるサッカー等競技場における芝生フィールド管理と将来の競技場のあり方について」
2013/6/15(土)9:50 〜 11:50
明治大学中央校舎 4F 0405教室

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